CO₂・温度・湿度・気圧・VOC・PM2.5・差圧・電力。7種のセンサーを自作基板に実装し、ESP32-S3・RP2040・STM32G0の3チップがリアルタイム制御する。市販品の1/10のコストで、市販品以上の制御精度を実現する家。
第一種換気システム(熱交換型)の市販品は¥30〜100万。設置費込みだと¥60〜150万になる。それでいて、センサー値は見えない。制御ロジックはメーカー独自。壊れたら修理できず、ベンダーが製品を廃番にしたら部品が入手不可になる。
VENTYは違う。全部品をAmazonまたはMonotaROで単体購入できる。ファームウェアは自分で書くか読める。壊れた部品だけを¥1,000で替えられる。制御アルゴリズムを自分で変更できる。自分の家の空気を、自分で完全に理解して制御できる。
コスト比較:市販システム ¥50〜150万 → VENTY部品代 ¥6〜8万(2026年4月Amazon実勢)。残りの¥44〜144万は断熱・太陽光への再投資に回す。
| 市販品 | VENTY | |
| コスト | ¥50〜150万 | ¥6〜8万 |
| センサー数 | 1〜2種 | 7種 |
| ログ閲覧 | 不可 | Grafana |
| 制御変更 | 不可 | Rust で書き換え |
| 部品交換 | メーカー依存 | Amazon ¥1,000 |
| スケール | 1棟のみ | 1万人まで |
合計部品コスト(センサー):上記7種すべてで¥20,000〜30,000(2026年4月Amazon/MonotaRO実勢)。市販の単体CO₂モニター(¥10,000〜30,000)より安く、7倍以上の情報を取得できる。
3つのマイコンが独立した役割を持つ。1つが死んでも残りが動く設計。STM32G0はメインが完全に死んでもハードウェア的に換気を安全停止させる。これを市販品で実現しようとすると、産業用PLCクラスの価格になる。
以下のリンクからワンクリックで購入できます。センサー類はAmazon Japan(各商品ページ)、構造部材はMonotaROを推奨。
| 部品名 | 型番 | 数量 | 単価 | 購入先 |
| CO₂センサー | SCD41 | 1 | ¥3,639〜4,899 | Amazon |
| 温湿度センサー | SHT45 | 1〜3 | ¥2,860 | Amazon |
| 気圧センサー | BMP390 | 1 | ¥400〜800 | Amazon |
| VOCセンサー | SGP41 | 1 | ¥1,500〜2,500 | Amazon |
| PM2.5センサー | SPS30 | 1 | ¥4,000〜6,000 | Amazon |
| 差圧センサー | SDP810 | 1〜2 | ¥5,000〜8,000 | Amazon |
| 熱電対アンプ | MAX31855 | 1 | ¥500〜1,000 | Amazon |
| 電力計測IC | INA228 | 2〜5 | ¥300〜600 | Amazon |
| センサーハブMCU | ESP32-S3 DevKitC | 1 | ¥2,500〜3,740 | Amazon |
| ファン制御MCU | Raspberry Pi Pico 2 | 1 | ¥1,067 | Amazon |
| 安全監視MCU | STM32G0 Nucleo | 1 | ¥1,200〜2,000 | Amazon |
| ホームサーバー | Raspberry Pi 5(4GB) | 1 | ¥12,000〜22,330 | Amazon |
| 給気BLDCファン | DC 24V 200m³/h 以上 | 1 | ¥3,000〜 | Amazon |
| 排気BLDCファン | DC 24V 200m³/h 以上 | 1 | ¥3,000〜 | Amazon |
| 熱交換エレメント | 90%効率・プラスチック芯 | 1 | ¥5,000〜 | AmazonMonotaRO |
| ダクト(Φ100) | フレキシブルダクト | 5m | ¥2,000〜 | MonotaRO |
| 自作PCB製造 | ユニバーサル基板(両面・プロトタイプ) | 5枚〜 | ¥2,000〜 | Amazon(試作)MonotaRO |
| 合計(目安) | 上記すべて | ¥6〜8万 |
Raspberry Pi上でInfluxDB(時系列DB)とGrafana(可視化)を動かす。クラウドへのデータ送信はゼロ。オフライン環境でも、10年分のデータがSSDに蓄積される。
スマートフォンからはローカルネットワーク経由でGrafanaにアクセス。Starlink環境下では、外出先からもVPN経由でリアルタイムデータを確認できる。
| DB | InfluxDB 2.x(OSS) |
| 可視化 | Grafana OSS |
| 通信 | MQTT(Mosquitto) |
| 制御ロジック | Rust(自作サービス) |
| 異常検知 | ローカルLLM(推論オフライン) |
| OTA | 自作デプロイサーバー |
| データ保存 | ローカルSSD(クラウドなし) |
既存の住宅・小屋への後付けも可能。壁に穴を1つ開けてΦ100mmダクトを通す。電源はUSB-C(5V/2A)またはRaspberry Piから供給。配線は3本だけ。
北海道弟子屈でのWork Party中に、このシステムを実装します。
電子工作・Rustプログラミングに興味がある方、ぜひ参加を。