Interior & Exterior Design

素材が語る、
オフグリッドの美学。

コンテナの無骨な鉄骨に、漆喰・杉板・土壁・無垢床を重ねる。工業と自然の対話が、ここにしかない空間をつくる。

漆喰
主要仕上げ材
無垢杉
床・天井
pH12.5
漆喰の抗菌力
100年
漆喰の耐久性
VOC=0
全室自然素材
01 · 外装デザイン
漆喰仕上げ 焼杉板張り IBC
外装コンセプト: 「工業×自然」の対話
西棟(LDK側)は漆喰モルタル吹付で温かみある白壁。東棟(寝室側)は焼杉板縦張りでシャープな黒。 異なる素材が並ぶことで、コンテナの人工的な造形に奥行きが生まれる。

外装カラーパレット

漆喰白
#C8B898
焼杉黒
#1A1A16
コルテン錆
#3A3028
ソーラー紺
#1A3050
杉板茶
#2A1A0A
雪/霜白
#E8E8E0
漆喰モルタル
外壁漆喰吹付
モルタル下地 → 漆喰系仕上材(スチール面は専用プライマー+ラス網必須)。骨材入りで砂壁風のテクスチャ。厚み15〜20mm。
外装 DIY △(吹付は業者推奨)
¥4,500〜6,500/m²
焼杉板
焼杉板 縦張り
杉板を3面焼きで炭化。表面炭化層が防腐・防虫・防火の役割。北海道産杉推奨。厚み15mm、幅90〜120mm。無塗装で50年以上持続。
外装 DIY ◎
¥3,000〜4,500/m²(材料のみ)
コンテナ鉄面
コンテナ素地 + 防錆塗装
コンテナ鉄面をサンドブラスト後、エポキシ系防錆プライマー2回塗り。上塗りはラジカル硬化型塗料(黒またはチャコール)で10年耐候。コルテン鋼風の錆色仕上げも可。
外装 DIY ○(ローラー塗)
¥1,800〜3,000/m²
土 + 防根シート 緑化屋根
屋上緑化(オプション)
防水シート → 排水マット → 不織布 → 軽量土壌60mm → セダム多肉植物。夏の断熱効果+3〜5℃。冬は積雪荷重に注意(100kg/m²以上)。コンテナ屋根の補強が前提。
外装 DIY △
¥12,000〜18,000/m²
外壁 断面 (漆喰仕上げ面) 漆喰 20mm 15mm ラス 鉄板 藁ベール断熱 450mm · R=7.5 450mm 漆喰 12mm 室 内 空 間 総厚 ≈ 520mm 内壁面
外壁断面:外側から「漆喰20mm → モルタル15mm → ラス網 → エポキシプライマー → コンテナ鋼板 → 藁ベール450mm → 鋼板 → 漆喰12mm」
外装面(コンテナ鋼板)
エポキシプライマー(防錆)
菱形ラス網 ビス留め
モルタル下地 7+5mm
漆喰仕上げ 5mm
鉄面への密着に全4工程必須。省略不可。
内装面(藁ベール)
藁表面を湿らせる
NHL5漆喰 下塗 15mm
漆喰仕上げ 5mm
プライマー・ラス不要。藁の粗面が自然なアンカー。
断熱性能 比較(R値)
グラスウール100mm
R-2.5
発泡PU 100mm
R-3.5
藁ベール 450mm
R-8.1
北海道基準(次世代省エネ)外壁 R-4.6 必要 → 藁ベールは基準の1.8倍。暖房費 ▲40-50% 試算。
これ以上の効率化は? 鋼板面の外壁は4工程が物理的な最小。ただし内壁の藁面はプライマー・ラス不要で2工程短縮済み。追加で検討できるのは①藁ベールと内鋼板の間にアルミ反射シートを挟む(+R-2.0)②外装を漆喰ではなく焼杉板貼りにする(下地なしで直貼り、外壁工程 → 2工程)。漆喰外壁にこだわるなら4工程は省略不可。
02 · 内装デザイン

内装カラーパレット

漆喰白
#E8DFC8
無垢杉床
#3A2A18
鉄骨梁
#1A1A1A
土壁アクセント
#8A7A60
植物グリーン
#2A3830
真鍮金物
#C8A455

テクスチャ一覧

フラット漆喰
コテ波漆喰
土壁(じゅらく)
無垢杉フローリング
H鋼梁(露出)

コンテナ内壁への漆喰施工手順

1

鉄面の下処理(必須)

コンテナ内壁のサビをワイヤーブラシで除去。エポキシ系錆転換プライマー(関西ペイント「SKさび止め」等)を全面塗布。乾燥24時間。

省略すると2〜3年でプライマーごと剥落する。コンテナのサビは見えない部分にも進行しているので入念に。
2

ラス網の取り付け

菱形ラス(鉄製メッシュ、目付け700g/m²以上)を金属用ビス(φ3.5×25mm)でコンテナ壁に固定。間隔200mm程度。継ぎ目は30mm以上重ねる。

ラス網がモルタルと鉄面をつなぐアンカー。これがないと漆喰はスチール面に食いつかない。
3

モルタル下塗り(2回)

1回目:セメント:砂=1:3のモルタルを7〜8mm厚で塗り付け。乾燥3日。2回目:同配合で5mm厚。表面に「引掻き目」を入れて漆喰の食いつきを確保。

4

漆喰の下塗り

消石灰:砂=1:2に海藻糊とスサを混ぜた「中塗り漆喰」を2〜3mm厚で均一に塗る。コテ角度は45°。乾燥1〜2日。

既製品の「練り済み漆喰」(ヤヨイ化学「ヤマトしっくい」など)なら配合不要で便利。初DIYにはこちらを推奨。
5

漆喰 仕上げ塗り

純白の仕上げ漆喰を1〜1.5mm厚で均一塗り。コテ波・フラット・スパニッシュから質感を選ぶ。乾燥後48時間は触らない。2年かけてCO₂を吸収し完全硬化。

6

コーナー・サッシ周りの処理

出隅・入隅はコーナービード(金属定規)で直線を出す。サッシ周りは養生テープを貼り、コーキング後に漆喰塗り。隙間は水の侵入口になるので特に丁寧に。

03 · 部屋別デザイン
LDK · 27m²
リビング・ダイニング・キッチン
  • 壁:漆喰コテ波仕上げ(白)+北面は土壁アクセント
  • 天井:露出Hビーム+杉板張り(無塗装)
  • 床:無垢杉フローリング 15mm 乱尺貼り
  • 南面:トリプルLow-E窓(W1800×H900)×2
  • 暖房:薪ストーブ(Morso 1440)煙突はステンレス二重管
  • キッチン:コンクリート天板+無垢杉扉
  • 照明:真鍮ペンダント+間接LED(色温度2700K)
BEDROOM · 14m²
寝室(×2)
  • 壁:漆喰フラット仕上げ(薄いグレーホワイト)
  • 天井:杉板張り(低め2.1m)で籠もり感
  • 床:無垢杉フローリング 15mm
  • 北面:小窓(W600×H600)プライバシーガラス
  • 収納:杉材クローゼット 奥行き600mm
  • 照明:間接LED帯(2700K)+真鍮壁スコンス
  • インテリア:麻・羊毛テキスタイルでぬくもり演出
檜浴槽 Separett
WATER · 14m²
水まわり(バス・洗面・トイレ)
  • 壁:手づくりモザイクタイル(海外テラコッタ調)
  • 浴槽:檜(ヒノキ)手作り浴槽 または IBC改造バス
  • シャワー:コーナー固定型 水圧0.15bar対応
  • 床:滑り止めモルタルたたき(漆黒系)
  • トイレ:Separett Villa 9010(バイオ分離型)
  • 洗面:コンクリートシンク+真鍮蛇口
  • 換気:HRVダクト接続(バス使用時は強制排気)
DECK & ENTRY
玄関土間・外部デッキ
  • 土間:モルタルたたき(漆黒仕上げ)幅900mm
  • デッキ:焼杉または道産カラマツ板 厚36mm
  • 外壁際:ガルバリウム水切り+コーキング
  • 照明:太陽光LED外灯(センサー付き)
  • 収納:土間横に薪置き場+アウトドア用具ロッカー
  • 植栽:アイアン製プランターに山野草・ハーブ
04 · 漆喰 vs 他の仕上げ材 比較
漆喰(本漆喰・消石灰系)
調湿性能 MBV 2.0+(優秀)
防火認定 不燃材料
抗菌・防カビ pH12.5
CO₂吸収しながら硬化
耐久100年以上
VOC = ゼロ(自然素材)
DIY可(コテ1本)
コンテナ金属面は下地処理必須
乾燥に48〜72時間必要
ビニールクロス(一般壁紙)
調湿性 ほぼゼロ
可燃性(防火加工品でも限定的)
カビが裏に発生しやすい
廃棄時 産業廃棄物
10〜15年で貼り替え必要
接着剤からVOC放散
施工スピードが速い
金属面への直接施工可
コストが低い(¥800〜/m²)
珪藻土
調湿性 MBV 1.5〜2.0
自然素材・VOCゼロ
DIY容易(ローラー塗り可)
強度が弱い(欠けやすい)
CO₂吸収なし
防火性は漆喰より劣る
じゅらく(土壁)
独特の温かみある質感
調湿性 良好
地域素材(弟子屈産土)使用可
乾燥収縮でひびが入る
施工技術が必要(下地3層)
耐水性が低い(浴室不可)
SOLUNAビレッジの結論:主要仕上げは漆喰(性能・美観・耐久のバランス最良)、LDKの北面アクセントウォールはじゅらく(地産土で北海道らしさを表現)、浴室はモザイクタイル(耐水性必須)という3素材使い分けが最適解。
05 · 内外装 コスト概算(Plan C: 40ft×2 基準)

床面積 56.4m²、壁面積約180m²(窓開口除く)、延べ天井面積56m²を基準とした材料費+施工費概算。

部位 仕上げ材 面積 単価 合計
外壁(漆喰面)西棟 漆喰吹付(モルタル下地込み) 90m² ¥5,500/m² ¥495,000
外壁(焼杉面)東棟 焼杉板15mm 縦張り(材工) 90m² ¥4,200/m² ¥378,000
コンテナ素地(残面) エポキシ防錆+ウレタン塗料 60m² ¥2,500/m² ¥150,000
内壁(漆喰)全室 漆喰下地処理+仕上げ(DIY) 180m² ¥3,200/m² ¥576,000
内壁アクセント(土壁) じゅらく壁 LDK北面のみ 12m² ¥6,000/m² ¥72,000
床(全室) 無垢杉フローリング15mm + 施工 56m² ¥8,000/m² ¥448,000
天井(全室) 無垢杉板張り12mm(材工) 56m² ¥5,500/m² ¥308,000
水まわり壁 モザイクタイル(浴室・洗面) 28m² ¥12,000/m² ¥336,000
デッキ 焼杉・カラマツ板 36mm 16m² ¥9,000/m² ¥144,000
照明器具 真鍮ペンダント×4+間接LED一式 ¥180,000
ドア・金物 玄関ドア(スチール)+室内ドア×3 ¥280,000
キッチン造作 コンクリート天板+杉材本体 ¥320,000
浴槽(檜) ヒノキ手作りバス(外注) ¥180,000
合計(内外装 材料+施工) ¥3,867,000
DIYで削れる費用:漆喰内壁(¥576,000)と焼杉施工(¥150,000)をDIYにすると約¥726,000のコスト削減が可能。Work Party(ワーキングウィークエンド)で参加者と一緒に漆喰を塗る体験は、コミュニティ形成の核になる。

主要資材 購入先

Amazon 漆喰 Amazon 焼杉板 Amazon 無垢杉床 ヤヨイ化学(漆喰メーカー) 渋墨(外壁用柿渋) Amazon 檜浴槽
07 · 柔術マット床 — エコ・安い・即道場化
柔術マット床
DUAL-PURPOSE FLOOR
ふだんは部屋
稽古時は道場

LDKの無垢杉床を「ふだんはお洒落な部屋、稽古時は道場」に変える二層構造。素材はすべてエコで、設置3分、撤収5分。

LAYER 3 EVAマット 40mm LAYER 2 コルクタイル 10mm LAYER 1 無垢杉床 15mm 取外し可 EVA ジョイントマット 40mm — 練習時のみ コルクタイル 10mm — 常設・固定 無垢杉フローリング 15mm — 構造床 練習時 総厚 65mm / 通常時 25mm(杉+コルク)
練習時はEVAを上に敷くだけ。外すとコルクタイルの上質な部屋に戻る。設置3分・撤収5分。
天然コルク
★ コルクタイル 300×300mm 10mm厚
コルク樫の樹皮から採取。再生可能・VOCゼロ・調湿・防音・素足で暖か。床暖房対応品もあり。接着剤で固定(DIY可)。耐用20〜30年。LDK 27m²に108枚必要。
常設床 DIY ◎
必要枚数:27m²÷0.09m²/枚 = 300枚
¥800〜1,200/枚 → 計¥240,000〜360,000
Amazon で見る
EVA 40mm
★ EVA ジョイントマット 40mm厚
発泡エチレン酢酸ビニル樹脂。柔術・柔道・MMA対応。100×100cmサイズが便利(必要枚数が少ない)。水洗い可。AliExpressなら国内の1/3の価格。IJF規格品は青/赤で道場感◎。
練習時のみ 設置3分
27m²に必要:100×100cm換算で 27枚
国内 ¥3,000〜5,000/枚 → 計¥81,000〜135,000
AliExpress ¥1,500〜2,000/枚 → 計¥40,500〜54,000 ★
Amazon で見る
和紙畳
番外: 和紙畳 + 薄EVA(ハイブリッド)
イグサの代わりに和紙縒り糸で織った現代の畳。防湿・防カビ・ダニ抑制。厚み60mmで寝転がりにも最高。柔術はこの上に薄型EVA(20mm)を敷くだけ。和の質感最高峰。
和室兼道場 置くだけ
¥8,000〜15,000/枚(半畳)→ 27m²で約¥430,000〜
コルク+EVAの2〜5倍コスト。空間の格は最高。

3択 比較表

素材構成 総厚 衝撃吸収 エコ度 メンテ コスト(27m²)
★ コルク10mm + EVA 40mm 65mm ◎ 天然素材 ◎ 水洗い可 ¥280,000〜
無垢杉床 + EVA 40mm のみ 55mm ¥81,000〜(EMAのみ)
和紙畳60mm + EVA 20mm 80mm △ 畳は乾燥管理 ¥540,000〜
ビニールマット(一般道場) 40mm ✗ 石油系 ¥150,000〜
天才的アイデア集
💡

コルクの下に床暖ヒーターフィルム(12V太陽光直結)

バッテリーから12Vの薄型電気ヒーターフィルム(100W/m²)をコルク下に敷く。-20℃の北海道の稽古前に30分で床を15℃まで温める。低温で足腰への負担ゼロ。太陽光余剰電力活用で実質ランニングコスト¥0。

12V床暖フィルム: AliExpress ¥2,000〜3,000/m²。コルクが熱を柔らかく拡散するため表面温度ムラなし。
💡

EVAマットの収納は「壁面ラック」で省スペース

100×100cmのEVAを27枚積むと厚さ1.08m。壁に杉角材でL字のラックを作り、立てて収納。27枚が幅2.7m×高さ1.1mの壁面に収まる。美観も損なわない(道具を見せる収納)。

💡

籾殻クッション床(ゼロ円オプション)

弟子屈の農家から無料で大量に入手できる籾殻を、帆布製の袋(60×100cm)に詰めてフロアマット化。厚み10〜15cmで衝撃吸収は良好。天日干しで常に清潔。完全自然素材・完全リサイクル。ランニングコスト実質ゼロ。

弟子屈町農協に「籾殻いただけますか?」と電話一本で軽トラ一杯分無料。帆布袋は1枚¥300〜。30袋作っても¥9,000。
🥋

LDKを「道場モード」に切替える仕掛け

薪ストーブ前の15m²エリアをメインマット面に設定。ダイニングテーブルはキャスター付きで壁際に引けるタイプにする。EVAを敷いた瞬間、部屋が道場に変わる儀式感が稽古のモチベーションを上げる。

メンテナンス(超簡単)
EVAマット:練習後に固く絞った雑巾で拭くだけ。月1回は中性洗剤で水洗いし日陰干し。
コルクタイル:掃除機 + 固く絞ったモップで週1回。5年に1回コルク専用ワックスを塗れば30年持つ。
籾殻袋:夏は月1回、冬は春先に天日干し(2〜3時間)。カビ・虫の心配ゼロ。

購入リンク

Amazon コルクタイル 10mm Amazon EVAマット 40mm 格闘技 AliExpress EVAマット(格安) Amazon 12V床暖フィルム
08 · 断熱完全仕様(改訂版)— 外付け藁ベール + 切妻屋根
なぜ「外付け藁ベール」がベストか
¥0
藁ベール原料費
弟子屈農家から直接調達
60mm
内部幅の損失のみ
(内側 PU 30mm×2)
R-7.0
合成R値
北海道基準の1.5倍
内側450mm案は内部幅が1.45mになり居住不可。外付けにすることで室内幅 2.29m を確保しながらR-7.0を達成。さらに外装が木下地になるので焼杉板が直打ち(鋼板へのラス・プライマー工程が外壁側で不要)。コスト・施工・性能のバランスで外付けが圧倒的に優れる。
外付け木フレーム施工
外付け木フレーム + 藁ベール施工
完成外観 切妻屋根
完成外観 — 切妻屋根 + 焼杉板
改訂版 外壁断面(外付け木フレーム + 藁ベール) 焼杉 通気 藁ベール 140mm R-2.5 反射 鉄板 PU 30mm R-1.05 漆喰 室 内 空 間 2,292mm (40ft コンテナ内幅 2,352mm から 30mm×2 のみ減少) 切妻屋根(勾配4/12 — 積雪自動滑落) 総外壁幅 ≈ +215mm(外付け)+ 30mm(内側PU)= 内部幅ほぼ確保 外壁合計 R値 R-7.0(北海道基準の1.5倍)
外付け木フレーム(2×6, 455mmピッチ)+ 藁ベール充填 + アルミ反射シート + 通気層 + 焼杉板。内側はPU30mmのみ(室内幅損失 わずか60mm)。
内側ウレタン吹付
内側: 硬質ウレタン30mm吹付(気密層)
ポリカ温室 人工湿地
ヨシ床温室: 冬も凍らない人工湿地
SOLUNA 木造建築 外壁施工
01 · 外壁(決定版)
外付け藁ベール 140mm
+ 内側PU30mm + 焼杉仕上げ
R値合計R-7.0
2×6木フレームを外側に組み、藁ベールを詰める。室内幅損失は30mm×2 = 60mmのみ。農家から無料調達可。焼杉板は木フレームに直打ち(鋼板ラス不要)。
木材+藁 ¥45,000 / PU吹付 ¥35,000 = ¥80,000
SOLUNA 切妻屋根の外観
02 · 屋根(切妻追加)
切妻フレーム + 藁200mm
ガルバリウム鋼板仕上げ
R値 / 積雪勾配R-8.0 / 4/12
フラット屋根は積雪で潰れるリスク。切妻(勾配4/12=18.4°)で雪が自然に滑落。屋根フレーム内に藁200mmを充填、内側にPU30mm吹付。
¥120,000(フレーム+断熱+ガルバ)
SOLUNA ビオトープ 池
03 · 人工湿地(冬対策済)
ポリカ温室内設置
4層PC + 夜間断熱カーテン
温室内最低気温-5〜0°C(外気-25°C時)
露天ではヨシ床が凍結する。ポリカーボネート4層(R-2.8)温室で覆い、南面パッシブ太陽熱で昼間加温。夜間は断熱ロールカーテン。水深60cm以上で底部は凍結しない。
ポリカ温室 3×4m ¥65,000
最優先
R-5.0
Triple Low-E Argon
04 · 窓(最重要)
YKK APW430
トリプルガラス Low-E アルゴン
壁R-7でも窓R-1.5では全体の30%以上の熱が窓から逃げる。YKK APW430(Uw=0.90 W/m²K)は北海道向け最高性能。南面集中でパッシブ太陽熱最大化。
ここを妥協したら他の投資が半分無駄になる
¥130,000/枚 × 南面2枚 = ¥260,000
SOLUNA 断熱バイオガス設備
05 · バイオガス(冬対策済)
XPS断熱ボックス + 補助ヒーター
発酵温度 30〜35°C 維持
IBC 200Lを XPS 100mm(6面)で覆い、ロケットストーブ余熱を断熱配管で誘導。不足時はサーモスタット制御 50W電気ヒーターでバックアップ。冬も低温発酵継続。
XPS + ヒーター ¥15,000
建築確認
4号申請
弟子屈町建設課
06 · 建築確認(必須)
4号建築物として申請
100m²以下・木造2階建て以下
スクリューパイルに固定する時点で「建築物」。無申請は固定資産税・売却・融資で問題になる。4号特例で設計者の設計説明書のみで可(構造計算不要)。農地なら農地転用も必要。
申請費用 ¥150,000〜(設計士委託)
断熱性能比較
無断熱コンテナR-0.1
北海道省エネ基準(1地域)R-4.6
パッシブハウス基準(ドイツ)R-7.5
SOLUNA 外付け藁ベール(本設計)R-7.0
施工順序
① 建築確認申請 — 先に動かないとNG
② スクリューパイル + 地中熱PE管 — 基礎と同時
③ コンテナ設置 + 外付け木フレーム
④ 藁ベール充填 + PU吹付 + 漆喰
⑤ 切妻屋根フレーム + ガルバ
⑥ 窓トリプルガラス設置 — ここ最優先で予算確保
断熱工事コスト(改訂版)
外付け木フレーム + 藁ベール¥80,000
内側PU吹付 30mm(業者)¥35,000
切妻屋根フレーム + ガルバ + 断熱¥120,000
窓 YKK APW430 × 2枚¥260,000
断熱ドア + 気密パッキン¥55,000
ポリカ温室(湿地用)¥65,000
バイオガス断熱BOX¥15,000
建築確認申請¥150,000
合計¥780,000
暖房費 ¥120,000/冬 → ¥18,000/冬。差額¥102,000/年で7.6年回収
決定版まとめ:外付け2×6木フレーム + 藁ベール140mm(外壁)+ 切妻屋根 + 内側PU30mm + トリプルガラス + ポリカ温室(湿地)+ バイオガスXPS断熱ボックス + 建築確認4号申請。合計 ¥780,000。暖房費▲85%、7.6年回収。藁は弟子屈農家から無料〜格安調達。全工程DIY可能(建築確認と窓設置のみ専門家に依頼)。
06 · デザイン哲学
不完全の美(侘び寂び)
コテ跡が残る漆喰、木の節が見える杉板、錆が出たコンテナ鉄骨——完璧でない素材の表情こそが、時間の流れと空間の深みを生む。完成形より「育つ」内装を目指す。
地産地消(弟子屈産素材)
北海道産杉・カラマツ、弟子屈の土、地元の藁——可能な限り100km圏内の素材を使う。輸送CO₂を削減しながら、その土地の気候・風土と調和した空間が生まれる。
コンテナ + 自然素材の対話
工業製品のコンテナを「骨格」として活かし、内部と外部を自然素材で包む。鉄骨梁をあえて露出させ、荒削りな構造体が漆喰の柔らかさを引き立てる。
光を設計する
南面の大開口は夏の高度角で庇が日射を遮り、冬の低角度では室内深く光を引き込む。漆喰壁の白が光を拡散し、朝夕で表情が変わる生きた照明になる。
Next Step
Work Partyで一緒に漆喰を塗ろう
2026年6月6〜7日。美留和のコンテナに漆喰を塗るWork Partyを開催。参加者にはSOLUNA 1口(¥100,000相当)を贈呈。
Work Partyに参加する 4ゾーン設計図を見る →