Mycelium Panel
← Lab
SOLUNA Lab · Mycelium Building Material

この壁は、
3km先の
田んぼから来た。

籾殻とカワラタケ菌糸が4週間で建材になる。
あなたの手で型に詰め、育て、壁にする。
使い終わったら土に還す。製造コスト¥500/m²。

¥500
製造コスト/m²
材料費のみ
NRC 0.85
吸音率
業界標準 0.6–0.7
4週間
製造期間
接種→パネル完成
¥0
廃棄コスト
庭に埋めるだけ
Closed Loop · Zero Waste
🌾
田んぼ
籾殻・おがくず
🍄
菌糸培養
カワラタケ 4週間
🧱
パネル
防音・断熱・着色
🏠
建物
SOLUNAビレッジ
🌱
土に還る
完全堆肥化
コンクリートは
均質さを誇る。
この素材は
場所を誇る。

建材が「どこでも同じ」になった瞬間、建築は土地を失った。 グラスウールもEPSも、北海道で作っても沖縄で作っても同じ素材だ。

菌糸体パネルは違う。 使う籾殻は隣の田んぼのもの。菌は地域の林から採種できる。 基材の配合が変われば色も質感も変わる——美留和のパネルは美留和にしかない。

建築のゲニウス・ロキ(地霊)を、そのまま壁にする素材。 これが菌糸体パネルを他の建材と根本的に違うものにしている。

Your Wall · Work Party

あなたが型に
詰めた混合物が
今、あなたの壁だ。

1
籾殻を触る隣の田んぼから届いた籾殻とおがくずを素手で混ぜる。これが建材の原料だということを体で知る。
2
型に詰める種菌を混ぜた基材を木型に押し込んで圧縮する。この圧縮が防音性能を決める。
3
4週間待つ型ごと暗所に置いておくと白い菌糸が全体を覆う。見に行くたびに変わっている。
4
壁になる乾燥・処理したパネルがビレッジの壁として固定される。あなたが作った壁の前で眠る。
SOLUNAビレッジ 美留和 · 2026
建てることに
参加する。
Work Partyは「見学」ではない。 菌糸体パネルを実際に製造し、 SOLUNAビレッジの壁を完成させる2〜3日間。 参加者はそのパネルを所有する物件の一部として共有する。
Work Partyに参加する
Performance

6軸で建材として完璧な理由

菌糸体パネルは、既存の建材と比較して音響・断熱・環境性能で優位。処理を加えることで防水・防火も解決する。

🔇
吸音性能
NRC 0.85
ノイズ減少係数
多孔質構造が中高音域を効率的に吸収。40mm厚で業界標準を上回る。
vs. ロックウール NRC 0.65–0.80
🌡
断熱性能
λ 0.05
W/mK 熱伝導率
閉気泡構造の菌糸ネットワークが熱移動を遮断。グラスウール同等。
vs. グラスウール λ 0.04–0.06
💧
防水性能
90°
接触角(亜麻仁油処理後)
亜麻仁油またはミツロウ仕上げで撥水性を付与。素材自体は吸水する。
処理必須 → 屋内用途で十分
🔥
防火性能
B2相当
DIN 4102 難燃クラス
ホウ砂(Borax)処理で炎遅延。素材は炭化するが延焼しにくい。
vs. 木材 B2–B3同等
⚖️
重量
90 kg/m³
かさ比重
コンクリートの1/25。大判パネルを一人で施工可能。取り付け金物も軽量。
vs. コンクリート 2400 kg/m³
🌿
環境性能
+CO₂
カーボンネガティブ
成長過程でCO₂を固定。廃棄時は土中で分解→堆肥。製造エネルギーは乾燥のみ。
vs. EPS断熱材 製造CO₂ −99%
原材料
成形工程
壁面施工
First Principles · Cost

なぜ¥500/m²なのか

農業廃棄物はほぼ無償。Work Partyの労働は自発的。設備は家庭用オーブン一台。原価から積み上げると答えは出る。

おがくず
¥30
/ m²(40mm厚)
ペット用木くず袋。廃材おがくずなら¥0も可能。
籾殻
¥10
/ m²
JAで購入または農家から無償入手。地元調達ほぼ¥0。
カワラタケ種菌
¥120
/ m²
500gで約4m²分。2回目以降は自家採種で半減。
処理材(防火・防水)
¥80
/ m²
ホウ砂+亜麻仁油。天然素材で健康リスクなし。
合計(材料費)
¥240
/ m²
型・オーブン初期費用込みで¥500/m²以内。ロックウールの1/4。
Perfect Recipe

完璧な配合と工程

NoMyの研究と国内先行事例から導いた最適解。三田の部屋で再現可能なスケールで設計。

Step 01 — 基材調整
配合: おがくず70% + 籾殻30%
おがくず(ブナ/コナラ系)が骨格を作り、籾殻がエアギャップを作って吸音性を高める。 この比率でNoMyのSinewave Panelに近い密度(90 kg/m³)になる。

水分率を調整: 握ったときに水が滲まない程度(約65%含水率)。 滅菌: 高圧蒸気(121℃×60分)または電子レンジ処理で雑菌を除去。
⚠️ 冷めてから種菌を接種。熱いと菌が死ぬ。目標温度25℃以下。
Step 02 — 接種
カワラタケ おが種菌を混合
基材重量の約10–15%の種菌を無菌環境で均一に混合。 使い捨て手袋・マスク着用で雑菌混入を防ぐ。

チャック袋に入れて軽く振り混ぜるか、滅菌済みのボウルで素早く混ぜる。 混合後は30分以内に型に詰めること。
ヒント: アルコール(70%)で作業台とツールを拭いてから始める。
Step 03 — 成形
型に詰め、加圧する
木製またはシリコン型に素材を詰め、上から均等に圧力をかける(圧縮率15–20%)。 加圧することで密度が上がり、防音性・強度が向上する。

パネル厚の目安: 吸音用=40mm、断熱用=60–80mm。 型の内側にワックスペーパーを敷くと離型しやすい。
重石: 板と重いものを上に乗せるだけでOK。プレス機不要。
Step 04 — 培養
25℃・暗所で3〜4週間
型ごとビニール袋に入れ、過乾燥を防ぐ。 菌糸が全体に白く広がれば成功。表面が青や緑に変色していたらコンタミ(廃棄)。

2週間で白い膜が張り始め、3週間で全体を覆う。 4週間を超えると子実体(キノコ)が出てくることがある——出たら換気を開始。
温度計を1本置いておくこと。30℃を超えると菌が死ぬ。
Step 05 — 脱型・乾燥
60℃で2時間——色が決まる瞬間
完全乾燥前に型から外す(まだ少し柔らかい状態)と、 カワラタケ特有の同心円リング模様が最も美しく出る。

オーブン60℃で2時間加熱。菌を死滅させて形を固定。 これ以上高温にすると色が均一になり模様が薄れる。
⭐ この工程が美観の決め手。急がずゆっくり乾燥させること。
Step 06 — 仕上げ
防水・防火・着色の処理層
乾燥後に後処理トリートメントを施す(次セクション参照)。 処理の順番: ① 防火 → ② 着色 → ③ 防水

全処理完了後、最終乾燥(40℃×1h)で定着させる。 完成パネルは通常の木材用マウント金具で壁に固定できる。
保存: 防水処理後は常温・低湿度で長期保存可能。
Treatment System

4層トリートメント

素材の弱点(吸水・燃焼)を処理で補い、建材として完璧な性能を実現する。処理順序が重要。

Layer 01 — 最初
防火処理
ホウ砂(Borax)+ 水
ホウ砂10%水溶液に24時間浸漬、または刷毛で3回塗布。 完全乾燥後に次のレイヤーへ。難燃クラスB2達成。 Borax粉末は薬局または画材店で入手可能。
Layer 02 — 任意
着色
天然染料(タマネギ皮・藍・蘇芳等)
煮出した染液に30分浸漬、またはスプレー着色。 媒染剤(ミョウバン)を使うと発色が安定する。 乾燥後、2色目を重ねてグラデーションも可能。
Layer 03 — 必須
防水コーティング
亜麻仁油 または 蜜蝋
生の亜麻仁油を布で薄く塗り込み、24時間乾燥を2回繰り返す。 蜜蝋の場合は温めて溶かしてから塗布。 接触角90°以上の撥水性が付与される。
Layer 04 — 任意
表面強化
柿渋 または シェラックニス
柿渋(自然素材)を薄めて2回塗り。 紫外線と摩耗に対する耐性が向上。 高湿度環境(浴室隣接等)ではシェラックニスが有効。
Color Variations · AI Generated

着色7パターン

天然染料・鉱物仕上げ × カワラタケ菌糸体パネル。同じ素材がどう変わるか。

無染色
無染色(ナチュラル)
茶・橙・クリームの同心円。素材の素顔。
タマネギ外皮
タマネギ外皮
深いゴールド・テラコッタ。¥0で入手可能。
藍
藍(インディゴ)
深いブルーグリーン。菌糸との相性◎。
蘇芳
蘇芳(スオウ)
バーガンディ。ミョウバン媒染で発色。
マリーゴールド
マリーゴールド
鮮やかな黄金。花ごと煮出して浸漬。
墨
墨(カーボン)
深いマットブラック。刷毛塗りで完結。
鉄媒染
鉄媒染
クールチャコール。天然染料の深み増し。
+
2色重ね・
グラデーション・
型押しパターン
——無限の組み合わせ
Species × Substrate · Procedural Simulation

菌種 × 基材 パターン比較

6種の組み合わせをJavaScript Canvasで手続き生成。実際の仕上がりの傾向を事前に確認。

Material Comparison

既存建材との比較

音響・断熱・重量・コスト・環境の5軸で評価。

建材 NRC λ (W/mK) 比重 (kg/m³) 製造CO₂ 廃棄 コスト
菌糸体パネル(本仕様) 0.85 0.05 90 カーボンネガティブ 堆肥化 ¥1,500–3,000/m²
ロックウール 0.65–0.80 0.04 200–300 高い 産廃 ¥1,000–2,000/m²
グラスウール 0.55–0.75 0.04 10–30 高い 産廃 ¥500–1,500/m²
EPSフォーム 0.05–0.15 0.04 15–30 非常に高い 産廃 ¥800–1,500/m²
コルクボード 0.50–0.70 0.05 120–200 低い 自然分解 ¥3,000–8,000/m²
吸音ウレタン 0.80–0.95 0.03 20–40 非常に高い 産廃 ¥2,000–5,000/m²
Sourcing Guide — 三田実験用

材料の調達先

全材料を合わせても初回は1万円以下。2回目以降の資材費は数千円。

菌種
カワラタケ おが種菌
Amazon 「カワラタケ おが種菌」で検索。 森産業・キノコのうかい・ジョイフル本田等で取扱い。500g〜1kg単位で購入可能。
¥1,500–3,000 / 500g
基材
おがくず + 籾殻
おがくず: ホームセンター「ペット用木くずベッド」が品質安定。ブナ・ヒノキ系を選ぶ。
籾殻: 農業資材店・JAで購入。米ぬかとセットで入手可能なことも。
おがくず ¥500–1,000/袋 / 籾殻 ¥300–800/袋
防火処理
ホウ砂(Borax)
薬局・ドラッグストアで入手。アリ対策剤としても販売。 「四ほう酸ナトリウム」で検索するとヒットしやすい。 500g〜1kgあれば十分。
¥500–800 / 500g
防水
亜麻仁油(生)
ホームセンターの木材コーナーに「BONAオイル」「ワトコオイル」等。 食用亜麻仁油(スーパー)でも代替可能だが乾燥に時間がかかる。
¥1,000–2,500 / 500ml
着色(天然)
タマネギ外皮 / ミョウバン
タマネギ外皮はスーパーで無料入手。乾燥させてストック。 ミョウバン(媒染剤)は焼きミョウバンとして食料品店・薬局で販売。 漬物コーナーにあることが多い。
外皮 ¥0 / ミョウバン ¥200–500
参考製品
NoMy Sinewave Panel
ノルウェー製プロ仕様のカワラタケパネル。4枚セット €121。 nomy.no から注文可能(日本発送要確認)。 完成品の質感・性能の参考基準として1セット注文推奨。
€121 / 4枚(約¥19,000)
Roadmap · 2026–2027

菌糸体で
ビレッジを建てる。

三田の実験が美留和の壁になるまでのスケジュール。

2026年5月 — 今月
三田実験スタート
港区三田の部屋でカワラタケ菌糸体パネル第1号を製造。おがくず70%+籾殻30%+種菌10%。GBRCへ試験申込。
2026年6月
パネル完成・性能測定
第1号パネル(40mm厚)の吸音・断熱・曲げ強度をGBRCで計測。着色6パターン完成。山田さん(ナルセ・インダストリィ)とくん炭ボード層構造のプロトタイプ検討。
2026年7月
Work Party 参加者募集開始
SOLUNAビレッジ(美留和)の壁を自分で作る2泊3日。定員12名。菌糸体パネル製造ワークショップ+キャンプ。参加費は滞在のみ、パネルは物件の壁に。
2026年9月
Work Party · 美留和 — 建設開始
弟子屈・美留和の現地で参加者と菌糸体パネルを一括製造。CLT構造の内壁として設置。SOLUNAビレッジ建設開始。これが日本初の菌糸体建材使用の宿泊施設になる。
2026年11月
SOLUNAビレッジ 美留和 オープン
参加者が自分の手で作った壁のある宿泊施設が開く。菌糸体パネル×くん炭ボードの層構造で防音・調湿・断熱を実現。GBRC壁倍率データで建築確認取得済み。
2027年
建材ブランドとして展開
SOLUNA菌糸体パネルの仕様をオープンソース公開。他の地域・他の物件への横展開。1m²¥500という事実が広まったとき、建材産業の何かが変わる。
参加・連絡
一緒に建てよう。
Work Party参加・菌糸体建材の共同研究・SOLUNAビレッジへの出資
どの入口でも構わない。まず話しましょう。
mail@yukihamada.jp に連絡する
🏠
Home
🎪
Festivals
🎤
Lineup
🍄
Lab
💬
Community
🎫
Tickets
👤
Login